キャリアセレブとは、どんな女性を言うのでしょうか 傑作(0)
2007/6/4(月) 午前 5:39
生き方についてその他人文科学 キャリアセレブとは、どんな女性を言うのでしょうか。
それは、自分のキャリアで自分の理想の人生を実現する、美しく優雅で知的な女性のこと、
と私は定義しています。
「キャリアセレブ」としての生き方を、21世紀の働く女性たちの生き方として
提唱していきたいと思っています。
私が「キャリアセレブ」という言葉を使い始めたのは、2005年の春頃からです。
当時、六本木ヒルズ族との結婚で、「セレブ」になった女性が脚光を浴びていました。
普通の女性が王子様に出会い、求婚されてお金持ちになり、優雅で素敵な生活を手に入れる、
というシンデレラストーリーです。
当時のヒルズ族は、王子様の集団のようにもてはやされていました。
ただ、私が提唱する「セレブ」は、ヒルズ族と結婚して得られる人生とは異なるのです。
順にお話ししていきましょう。
普通「セレブな生活」というと、白金あたりで大型犬を散歩させながら、
優雅にランチをしている主婦の姿が思い浮かびます。
銀座のブランドショップで、夫のカードで買い物。
歌舞伎、オペラ、バレー鑑賞などが趣味で、エステティックサロンに通って、お手入れも完璧。
女性として、そんな生活に憧れるのは当然のように思います。
王子様との結婚が「女性の花道」だった1970年代
このような生活を手に入れるには、ある時代までは結婚という手段しかありませんでした。
私の母は今から30年前に、「女の幸せは誰と結婚するかで決まる」と私に教えました。
当時大学生だった私が「就職したい」と言うと、母は「女性が働き続けるなんて、恥ずかしい」
とすら言いました。
箱入りで結婚、または結婚退職が「女の花道」の時代でした。
今思えば、私が最初に就職した自動車会社で、30歳を過ぎても独身で働いている女性の先輩たちが、
周りから「オールドミス」と陰口を囁かれ、肩身が狭そうにしていたことを思い出します。
今では信じられない時代です。
それから20年、時代は大きく変わりました。
しかし女性の潜在意識の中に、玉の輿に乗りたいという願望は根強く残っています。
シンデレラストーリーを信じて生きている女性は、意外に多いはずです。
シンデレラストーリーは、「王子様が永遠に大切にしてくれて、一生幸せに暮らしました」と
いうところで終わります。
しかし、現実はどうでしょう。そんな素晴らしい王子様はいるのでしょうか?
王子様のメッキがはがれて普通の人になってしまったり、王子様の愛が他の女性に
移ってしまったり、思いもしなかったことが起こります。
二十数年前、大学3年生だった私も、当時の王子様だと思った医者と学生結婚をしました。
「玉の輿」と言われ、周りから羨ましがられた私の結婚は、5年後に家庭裁判所での調停離婚と
いう形で終止符を打ちました。
離婚当日に裁判所を後にしながら、「この世に王子様なんていない。
男性に幸せにしてもらおうなんて、絶対に駄目。自分の力で生きなきゃ!」と心に誓ったことは、
今でも覚えています。
シンデレラストーリーは、現実では起こらない夢の物語だからこそ皆が憧れるのかもしれません。
私が離婚した1980年代後半から、働くことに対して女性たちが積極的になってきたように思います。
米国のテレビドラマに出てくる、成功したキャリアウーマンに憧れ、目指す時代に入りました。
キャリアウーマンを目指す女性たちが、外資系やベンチャー企業で男性顔負けに
仕事をするようになりました。
しかし、1990年代に仕事で頑張る女性たちは「男性のように頑張る」または「男性の3倍頑張る」
ということで自分の存在価値をアピールし、キャリアを展開していました。
それはある意味、女性であることを捨てるに近い生き方だったのです。
私自身、30代は全日空のグループ会社でIT(情報技術)事業を立ち上げ、仕事に没頭しました。
仕事そのものも面白かったのですが、残業、休日出勤もいとわずのめりこみました。
そして手に入れたものは、給料、地位、人も羨やむ高層マンションでの生活…。
当時、私は仕事で成功している、だから幸せなのだ、と思っていました。
しかし、私はそこで大きな代償を払いました。
2回の子宮筋腫の手術で、卵巣を1つ失ったのです。原因は、ストレスです。
私の友人も、独身で仕事中心の生活を送っている4人に1人は、同じ病気で手術をしています。
これからは、「ガンダム女」が幸せではない
王子様との結婚生活に失敗した私は、今度は仕事と結婚してしまったのです。
仕事での成功によって収入も増え、欲しいものを買い、好きな場所に住み、
何でもできるようになります。
ある意味、自立できたという実感を持てるかもしれません。それを幸せだと感じるかもしれません。
ただし今となっては、それは人生の幸せの半分のように思います。
お金で買えないものが、たくさんあるのです。健康、愛、家族、友人…。
私と同じ40代女性の中には、キャリアウーマンとして成功したものの、女性として生きることを
やめてしまった、男性のような、そして男性よりも強い「ガンダム女」をたくさん見かけます。
私自身、30代は「ガンダム女」だったのだと思います。
「ガンダム女」が手に入れるものは、自由と孤独が裏表になったコインです。
もはやそれは、今の20代、30代の女性がなりたい姿ではないはずです。
「セレブ」という言葉を見直しましょう。
セレブは単なる名士、有名人ということではなく、美しく優雅で知的な人を指す言葉なのです。
「玉の輿セレブ」でもなく、仕事だけのキャリアウーマンでもない。
働きながら、女性としても輝いて生きている…。これが私の提唱する、「キャリアセレブ」です。
< 以上 抜粋 >
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